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6月7日、午後7時私の大切な時間

大学生の頃は、何も考えず、ただ仲間たちと毎日楽しく過ごしていたものです。

 

皆で遊びに行ったことや、授業に遅れて、こそこそと教室に入ったこと、どきどきしながら代返をしたことなど、覚えてはいるのですが、印象には残っていません。

 

今でも懐かしく覚えているのが、6月7日の夕暮れです。

 

何があったわけでもありません。その日は、ボーイフレンドとお茶を飲み、別れてから、いつものとおり帰っただけのことなのです。

 

その帰り道、いつもと同じ情景が暮れていく姿に、感動をしたのだと思います。ボーイフレンドとの話の内容は覚えていません。他愛のないものだったのでしょう。

 

その日の夕暮れが、なぜか今でもはっきりと思い出せます。6月7日、午後7時頃です。何年か前までは、6月7日の同じ時刻になると、外へ出て、あの頃の甘酸っぱい気持ちに浸りました。

 

今では困ったことに、その大切な日を忘れてしまい、かなりあとで あ、そうたったと思い出すのですが、これも過ぎ去った年月のなせる業でしょう。

 

あの日以来、夕暮れが好きになり、どの季節でも、日が落ちていく、あの静かな時間を楽しんでいます。西の方向の少し黒くなった雲の隙間から、力を失った太陽が、静かに落ちていく姿を、近くの橋の上から眺めながら、遠くに行ってしまった大学生時代を思い出すのです。

 

卒業して、30年がすぎました。